清涼なる香り「ペパーミント」

シソ科ハッカ属の多年草で、和名はセイヨウハッカ・コショウハッカといいます。

学名piperita(ピペリタ)はラテン語で「胡椒のような」と言う意味で、葉を噛むとピリっとした刺激が口の中に広がる事からつけられました。

学名のmentha(メンタ)は、ギリシャ神話にでてくる妖精メンタの名前からつけられたと言われています。妖精メンタは冥界の王ハデスに愛され、それを知ったハデスの妻ペルセフォネの嫉妬によって地面に踏みつけられ草に姿を変えられてしまいます。しかし、草に変えられた後も気高く爽やかな香りをはなち人々を魅了したと言われています。

古代ローマ・ギリシャでは食事の際にソースやワインにミントで香り付けし食欲増進に役立てたと言われています。

ミントとラム酒で作られたお酒モヒートは有名な作家アーネストヘミングウェイが愛した事で有名です。

近年の研究でペパーミンとの精油には病原性大腸菌O-157に対して強い殺菌力があり0.04%濃度で菌を死滅させると言う結果が発表され話題になりました。

ペパーミントの作用

  1. 肌への主な作用
    1. 毛細血管を収縮し肌を冷す作用があるのでかゆみや日焼け後の肌のほてりに
    2. 皮脂の分泌を抑える働きがあるのでにきびや脂性肌に
    3. 防虫作用があるので虫刺され予防に
  2. 心や体への主な作用
    1. 脳を刺激して頭をスッキリさせるので時差ぼけや眠気覚ましに
    2. 鎮痛作用があるので頭痛や歯痛、神経痛などに
    3. 去痰・鼻粘液排出作用があるので鼻づまり・気管支炎に
    4. 抗菌・抗ウィルス作用により風邪やインフルエンザなどの感染症を予防に
    5. 軽い麻酔効果があり胃をリラックスさせるので吐き気に
    6. 発汗作用と解熱作用があるので風邪に
    7. 血液循環を活性化してくれるので低血圧や貧血に

ペパーミントの精油はこんな時にオススメ

  1. 乗り物酔いや時差ぼけに
    1. ティッシュやハンカチに数滴垂らして
  2. 精神的な疲れやイライラに
    1. 芳香浴したり、足湯に数滴垂らして
  3. 鼻づまりや咳などの風邪の症状に
    1. お湯を張ったマグカップに1~2滴垂らして湯気を吸入。(目は閉じる)

注意事項

  1. 香りが強く、皮膚や粘膜を刺激するので使用量や濃度に注意し、目の周りへの使用は避けましょう。
  2. 神経毒性のケトンを含むので妊娠中や授乳中の使用は控えましょう。
  3. 通経作用があるので月経過多の方は使用を控えた方がいいでしょう。

ペパーミント詳細

学名 Menthia piperita
科名 シソ科
抽出部位 全草(根以外)
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 フランス、イギリス、アメリカなど
香り 爽やかな甘みのあるミントの香り。トップノート
ブレンド ローズマリー・ラベンダー・サイプレス・マジョラムなどとのブレンドがおすすめ。

記載内容は精油(エッセンシャルオイル)の医療、美容上の効果、効能を保証するものではありません。個人で行うアロマせラピーはあくまで香りを楽しむことを中心とし、健康維持・予防医学的観点からの実践を心がけましょう。

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