変わらぬ愛の香り「ローレル(月桂樹)」

ローレルは、「ベイ」や「月桂樹」、「ローリエ」とも呼ばれています。 学名は「Laurus nobilis」と言い、laurusはラテン語で「常緑」、nobilisは「貴品のある」という意味を持っています。また、laurusは「誉め讃える」という意味のlaudisの語源になったとも言われています。

ローレル(月桂樹)

古代からオリンピックで競技の勝者に、勝利と栄誉と平和の象徴としてローレル(月桂樹)で作った冠が授けられていました。また、ローマ時代から、空気を浄化し疫病の予防になると信じられていて、今でもギリシャの教会では床にローレル(月桂樹)の葉をまく事があります。

中世ヨーロッパでは聖バレンタインは愛の守護神とみなされるようになり、2月14日の夜、枕の下にローレル(月桂樹)の小枝を敷いて「バレンタイン様、夢で恋人に会わせて下さい」と願いながら眠り、恋人同士がお互いに夢で会えれば、1年以内に結婚できるという愛を占う日だったそうです。
また、イギリスでは少女たちがバレンタインの前夜、枕の四隅と中央に一枚ずつローレル(月桂樹)の葉をピンで刺し、眠る前に「親切なバレンタインよ優しくしておくれ。夢で本当の恋人を私に知らせておくれ」 と呪文を唱えると、将来の恋人の夢をみることができると信じられていました。 ローレル(月桂樹)の葉を枕の下に入れて眠ると、こころよい正夢がみられるという神話もあります。

ギリシア神話では、太陽神アポロンが恋をしたダフネという美しい娘がローレル(月桂樹)に姿を変えてしまい、嘆き悲しんだアポロンはダフネへの愛を忘れないようローレル(月桂樹)の葉で冠を作って生涯頭に飾ったと言われています。ちなみにアポロンが恋した少女の名前ダフネ (daphnē)はギリシア語で「月桂樹」という意味です。

ローレル(月桂樹)の葉の花言葉は「変わらぬ愛」と言われています。

ローレルの作用

  1. 肌への主な作用
    1. ニキビや水虫などの肌のかゆみを緩和
    2. 髪の成長を促進したり、フケを抑える
  2. 心や体への主な作用
    1. 情緒を安定させたり、うつやパニック状態の緩和
    2. 唾液の分泌を促し、消化を促したり食欲を促進
    3. 神経痛や関節痛、リウマチに
    4. 肩こりや筋肉痛に
    5. 発汗作用や殺菌作用があるので、風邪やインフルエンザに
    6. 少量月経の改善
    7. 肺の調子を整えるので、慢性気管支炎や喘息に
    8. 腎臓や肝臓の働きを良くし、利尿を促す

ローレルの精油はこんな時にオススメ

  1. 神経痛や関節痛がつらい時に
    1. お風呂や足湯に精油(エッセンシャルオイル)を数滴垂らして
  2. 情緒不安定でリフレッシュしたい時に
    1. 芳香浴したり、お風呂に入れて
  3. 髪の傷みやフケが気になる時に
    1. キャリアオイルに入れてシャンプー前の頭皮のマッサージに

注意事項

  1. 刺激性があるので肌の弱い人は使用量に注意しましょう
  2. 通経作用があるので妊娠中の使用は控えた方がいいしょう

ローレル詳細

学名 Laurus nobilis
科名 クスノキ科
抽出部位
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 モロッコ、フランス、スロベニアなど
香り 少しシナモンに似た、甘くてスパイシーな香り。トップノート。
ブレンド ローズマリー、ジュニパー、ユーカリ、イランイランなどとのブレンドがおすすめです

記載内容は精油(エッセンシャルオイル)の医療、美容上の効果、効能を保証するものではありません。個人で行うアロマせラピーはあくまで香りを楽しむことを中心とし、健康維持・予防医学的観点からの実践を心がけましょう。

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